脳性麻痺、ジストニアや痙性の筋だけを選択的に切り離せる夢の手術があった

 しかし、このような困難の中、私達整形外科医は筋の機能を調べている間に、体の中の筋にはジストニアや脳性麻痺の痙性の硬い荒々しい動きをする悪魔の筋(野生の筋)と、人間らしくやわらかくふっくらとした筋(人間特有の筋)と二つの種類の筋がある事に気づいたのです。

 面白いですね。運動医学的に、ジストニアとか脳性麻痺の痙性の強い頑固者の悪魔の筋と、やわらかく人にやさしく働く筋がはっきり分かれておる事を発見したのです。

 ジストにアの筋とか、痙性の筋とかが、ほかの正常の筋と別れて離れてあったらいい、という夢にまで見た現実がそこにあったのです。脳性麻痺、ジストニアの患者さんは脳性麻痺、ジストニアの悪魔の筋だけを切って、やわらかい筋に変えてしまえば正常の動きに帰れる事が分かってきました。勿論脳性麻痺も硬い痙性の筋だけを切り離し、やわらかい筋に変えてしまえば、上手にやればやるほど正常の動きになるという夢の発見です。

例13動画の少年をご覧ください

術前の歩行では強い尖足で体全体もかがみ肢位で不安定に歩いています。足では大きく12本の筋が硬く痙性で緊張しています。これらのかたい腱の部分を一つ一つ変形の程度ゆるめていき、やわらかい筋に変え、もともとのやわらかい人の筋を活性化し、麻痺の足に正常な足の筋バランスを生み出す。ゆったり動くふっくらした人の足、力強い人の足が生み出されるようになったのです。

【マヒの足は整形外科の手で美しく治るようになりました】

 もう脳性麻痺の足には何もしても治らない50歩100歩の時代は終わりました。例13動画の少年のような強い尖足の足も、ふっくらとした格好のいい、しかも力強いふくらはぎと足に変える夢の手術を整形外科手術で生み出せるような時代になりました。マヒの少年少女に美しい力強い歩きをプレゼント出来るようになったのです。

 残忍なジストニアの足も同じです。例12動画こむら返りで死ぬほどふくらはぎが痛く苦しみ続ける乙女の足の悪魔のジストニアの腱を切り離し、人の美しい痛みのない足を生み出します。ジストニアの痛みの全く残らない治療をするのです。痛み全く残らない痛み止めでジスキネジアの起こりやすい精神病薬、うつ病薬の多種かつ多量の薬を飲まなくて済むようにする整形外科の治療が完成しています。この乙女、悪魔のこむら返りの痛みは消え笑顔が蘇り足の裏が地面にむき、後に置かれている装具をつけたって歩けるようになりました。次は足の裏のジストニアの筋をゆるめ、足裏の痛みをとり去り、骨・関節の変形を治せば、痛みに苦しむことのない普通の人になります。