脳卒中の代表的変形(足変形)と痛み

 さて、脳卒中が整形外科手術で治ると宣言したものの、なかなか脳卒中にかかった人を含め、その治るという言葉が信用されにくいのではないかと思います。

 そこで少し、例をあげて説明をします。まず第1に足の変形があげられます。よく見られる変形ですね。しかもこの変形ゆえに足指などの痛みが出て、そのために歩く能力が低下します。これがなかなか治すのが難しい。アキレス腱延長術がいいのではないかと考えられます。しかし手術のあと、体を支える力が弱くなり、リハビリを担当する医療スタッフからはいい手術と認めてもらっていない。脳性麻痺にもジストニアにもないより難しい問題あるのですね。

 足首をあげる筋の力が脳出血時の足首をあげる筋の脳のなかの細胞が出血で壊されてうまく働かないのです。これを何とか克服しなければなりません。アキレス腱を出来るだけ長く延長しないよう、しかも痙縮も取ってしまわなければよくならない。装具も出来るだけつけないで済むように工夫しなければなりません。

 足の手術ではこの問題を解決しなければなりません。でも変形を治して、力も残して、装具も出来るだけ少なくし、、、しかもいたみもとり去るという手術が完成しているのです。

 ふくらはぎの5本のかたい筋をバランスよくゆるめ、足の中の5本のかたい内反筋をゆるめ足全体のふっくらとやわらかいしっかり体を支える筋を活性化するのです(選択的痙性コントロール手術)。またどうしても筋の手術で矯正出来ない変形は骨による矯正を加え、美しい形の足に整えます。歩いても痛みのない足になるのです。脳卒中足をどう美しく力強くからだを支えるいたみのない足に変えるか、一見大した事のない事の用ですが、その人、そのひとの健康な命の長さを左右する重要なテーマになります。その重要さと合わせ、治療の難しさ、よくなった時の喜びを是非皆さんに味わっていただければと思います。さあ、光かがやく世界に帰っていきましょう。