クロス、股内ねじれ、と腰のそり、お尻のつきだしをすべて治す

 クロス、股内ねじれの姿勢の悪さを更に悪くするのが腰のそりとお腹の突き出し、そしてお尻の突き出しですね。
 脳性麻痺の股関節をまっすぐにのばして、腰のそりをとろうとしてきましたが、人の発達の歴史からみてこの腰のそりは四つ這いから立ち上がる際に起こってきたものであり、これを治すなんていう考えはこれまでありませんでした。腰のそりが生きていくのに辛いといった考えなど起こりえなったのですね。しかし、よく考えると脳性麻痺に見られる腰のそりは整形外科的には胸最長筋と腸肋筋の過緊張によるものである一面もあり、将来の腰痛の原因ともなりうる病的なものといっていい事に気づくようになります。
 私達は背中の緊張した筋の分析によってこの腰のそりが胸最長筋と長肋筋の緊張によるものと判定し、これらの筋を整形外科的に延長する事によって、腰のそりをのぞきクロスの治療のあとの、美しいスラリとした正常に近い姿勢を獲得する事を可能にしてきました。
 腰のそりはとんでもないことに腰部屈筋である大腰筋の切離手術により引き起こされる一面も強く、このそりの手術はクロス股治療の一環として大腰筋切離のあとに一貫して行う価値のあるものになっています。
【動画例4のにその実態を紹介しております。】股関節痙性コントロール手術の1回目の前と後にはまだ腰が反っております。2回目手術背筋筋解離の後反りは少なくなり体幹の左右のふれも少なくなり動揺も少なくなっています。もうこの背筋手術は背中のそりと体幹の動揺も少なくする事が出来る画期的な整形外科になっています。2回目の手術の後はさらに内旋を少なくする最後の手術:大腿筋膜張筋移行をしています。少し内旋が少なくなっているのが分かります。 脳性麻痺の痙性コントロール手術ではこの一つひとつの細かい変形の改善が大事になり、脳性麻痺特有の脳性麻痺肢位が少しづつ消えていってるのが分かります。「脳性麻痺は本質的にはなおらない」と あったかも「不治の病なのできれいになおらない」と主張される方もおられるようですが、そうではないのではないでしょうか。
 脳性麻痺の不良肢位はこのように痙性コントロール手術整形外科で一歩一歩取り除かれ、脳性麻痺らしくない歩きも実現しているととらえています。
お父さんお母さん、脳性麻痺らしくない歩き、スタイルのいい姿勢を根気よく実現させていきましょう。 動画4を参照ください。
 もう時代が変わっています。脳性麻痺が美しくよくなる夢のような時代にむけて動いています。勿論、クロス、内ねじれ股、反り腰、つきだし尻だけではなく、反り膝、尖足、外反足、肩のひき、頚のねじれ、、、とあらゆる変形が整形外科的正常に近く治っていく時代になっています。 動画4の少年、くろす、内ねじれ股、反り腰、尻のつきだしの典型的な脳性麻痺は整形外科的になくなり、限りなく正常の少年の歩きに近づいているでしょう。もうこれをねらう時代です。負け犬根性は捨て去りましょう。脳性麻痺をなおす運動医学としての整形外科の凄さ卓越性は是非脳性麻痺の方々に知ってもらい、活用していただきたいと考えています。一緒に勉強しましょう。