クロス、内ねじれ歩行治療動画を4例載せました

 1例目の少年は寝返りが出来るレベルですが、脳性麻痺で四肢・体幹の痙性が強く絶えずくクロスに苦しんでいます。あらゆる肢位でクロスが優勢です。

 まずはこの頑固なクロス、立ったり歩いたりする時にこのクロスをなくせるといいですね。

 両側の股関節、膝関節、足の痙性コントロール手術に取り組みました。立った状態の時にもクロスがなくなっています。立った時にクロスしないように股を開いてもらうのは至難の業ですね。特に長内転筋を切る事なく温存して美しく股が開いているのに注目してください。

注:一たん長内転筋をを切ってしまうと、立った時のような高度のバランスを要する時などにクロスがかえって強く出てきます。どのように強いクロスもふっくらとなおる点に注目されてください。

参考にされてください。

 

 2例目 歩行不能例 術後スタスタ歩き始めました。

 歩けない児がスタスタ独歩で歩ける事は整形外科では珍しいですね。痙性コントロール手術では、この事が可能になります。

 手術前1 自力で立っていますが、なかなか歩き始めが遅れています。

 手術前2 少しづつ一歩一歩牛のようにゆっくり前進を始めています。なかなかここからスタスタ歩きに移れません。もどかしさい時期が母親にはあったといわれます。

 1回目手術 選択的痙性コントロール手術で一気にすたすた歩けるようになりました。ママは大喜びです。しかし左股が内旋しています、右足は内反に変形しており、さらなる手術を求められました。もっと美しくしてほしいとの事です。

 2回目手術 右股の内ねじれ、右足の内反はきれいになくなりました。元気に歩いています。ママからは次のテーマとして左股の内ねじれを治してほしいと言われました。でもその後のリハビリでこれもなおってしまいました。ともあれ手術で一気に歩けるように、しかも走れるようになってとっても喜ばれています。

 脳性麻痺は整形外科手術で目が覚めるように治る時代に入っています。