ジストニアの医学整形外科選択的モーションコントロール手術

 ジストニアという究極の恐怖の病気、悪魔の病で頚が倒れ、体がねじれ、手指が思うように動かない。不気味な病気に見えますね。あまりの異常に本人は心が乱れ精神的動揺も底知れない、先の見通しもつかない。これを治そうとこわい治療も語られる。

 ジストニアの闇は深く現代に生きる人々を切りさいまむ。ジストニアは簡単に治らないという根底の概念を打ち破り、ジストニアの方々へ夢と希望を与える現代医学整形外科を模索したい。

【はじめに】

 ジストニアという病気は本当に怖い現代病ですね。私は一人の人間であり、医者であり、整形外科で人の生死にかかわり人の命を長らえようとする整形外科医であります。縁があって多くの方々に助けてもらいつつ医学の門を叩き大学卒業後は九州大学整形外科に入局し、現代医学整形外科を学ぶ機会をいただく事になりました。近代整形外科医学の礎の一人とされる神中正一教授の現代整形外科をみっちり学ばせていただきました。天児民和教授、西尾篤人教授、杉岡洋一教授をはじめ多くの素晴らしい先輩のもと、本当の医学・先端の医学を学ばせていただきました。この間、神中正一教授の愛弟子の一人であった和田博夫博士から切って治す整形外科を教わり、特にポリオ、脳性麻痺といった麻痺性の病気を切って治す整形外科で治す世界に引き込まれてしまいました。和田先生は当時流行の最中だった脊髄性小児麻痺の整形外科を徹底的に追求され、歩けずに道端で坐っていた人達を2本の足で立てるようにし、ポリオに苦しむ方々へ大きな夢を与えてくださいました。心のやさしい医療に心を打たれる思いでした。

 ポリオの後に出現したのが難治性とされる脳性麻痺でした。まさに治療の難しい難治性の病気でした。しかし運が良かったのでしょう。私自身50年の脳性麻痺治療の中で多くの仲間達とこの脳性麻痺を確実に治療し、体全身で動きの悪さを正常化し、硬い頭も体もしっかりと垂直位に立ち去れる力強さを生み出す事が出来るようになりました。もう脳性麻痺は体のあらゆる場所でやさしく動き、スタイルや行動能力でも正常化に向けて治る治療が可能になったのです。うごきの異常は何でも治る整形外科選択的モーションコントロールを身につけたのです。その詳細は”HP:脳性麻痺、ジストニア、脳卒中の整形外科治療”で紹介いたしております。


【ジストニアとの出会い】

 ただ、この脳性麻痺が整形外科で気持ちよく治っていく過程で遭遇したのがジストニアという疾患でした。。

 この疾患、とても医学では治りそうもない異常な動きをし本当に良くなる余地がないかに見え、人を絶望のとん底に突き落とす悪魔の病気に見えました。しかし幸いに脳性麻痺・アテトーゼで学習した治療の考え方「整形外科選択的モーションコントロール」を応用しますと、このジストニアが目が覚めるように何らの副作用も合併症もなく治っていき、より正常化したスタイル、動き、力強さを得る事が可能な事に気づきました。この素晴らしい治療はまだ発展途上にありますが、色々なジストニア:

頚部ジストニア斜頸

全身性ジストニア

体幹ジストニア

足のジストニア

更に上肢のジストニア

フォーカルジストニア

にも応用され、再発もなく、動画にお示してますように卓越した有効が示されています。またこれらの経験から一次性ジストニアといえどもジストニアはすべてが脳が悪くて起こるのではないかに見えるのです。しかもその原因は激しい労働、激しいスポーツ活動、激しい音楽のレッスンによって引き起こされる単なる筋の擦り切れ現代病であり、その治療さらに予防にもっともっと真剣に取り組むべき喫急の医学テーマであると痛感するのです。頚、手指、体、手足の筋のすり切り症候群であるかにも思われるのです。脳が激しい動きで変質するという発想もまだ病理学者の証明を受けていないのです

 この実体を見て、どうやってやさしい治療をするかを考える事が大事であるとともに、一種の筋の擦り切れによる現代病として、過剰なストレスで大事な筋のすり切れを起こさぬよう、その予防に医学者を含め、スポーツ界、音楽界、一般の労働界の安全を考える方々が手を携えて、もっと積極的に原因をとらえ断固として立ち向かうべきテーマと考えに至っています。

 ジストニアのブログ、ホームページを見ると、色々な治療を求めて右往左往しているジストニアの方々がいる反面、本当によくなった再発悪化のない動きとスタイルを見せていただく場面はまた充分に示されていない。もっともっといい治療は表に示していただきつつ、もっともっと厳重に再発を防止していく必要があると考えます。完全予防を徹底しつつ、副作用、合併症の極力少ない最善の手術を求める姿勢が必要なジストニア治療界だな、と感じています。