動画

 

 さて、脳性麻痺がどのように美しく力強くなおるかを感じるにはその中で一番治すかが難しい、クロス姿勢や内ねじれ歩行がどんなに正常に近くふっくらとなおるかを見るのが第一かもしれません。

 最近ようやく美しく力強く立てるようになった、そしてまっすぐ脳性麻痺らしくなくて歩けるようになった少年、少女をここで見てもらう事にします。

 

例1:

動画1(術前)、2(術後)をご覧ください

4才の男の子

図1 術前:

1才10ヵ月で寝返りは可能です。現在、ずり這いも可能しかし四つ這いは不可能です

座位保持装置バギー車を作製中です。

術前両手で体を支えると、かがみ肢位、かたいクロス肢位を示しています。左股関節には亜脱臼があります。

 

 

 

       

 

両股、両膝、両足の痙性コントロール手術をそれぞ4才時、4才7ヵ月、5才5ヵ月に行おました。

術後、クロスがなくなり、膝のつっぱりが少なくなり、足の裏で体を支えています。図2のようにつかまり立ちの状態で股が開き、下肢全体がふっくらとなり、両方の足で体重をしっかり支えています。

 

図2 術後

 

動画1、2行った腱延長は:

股関節  大腰筋腱

      大腿直筋腱

      大腿薄筋腱

      大腿直筋中枢腱

      大内転筋ハムストリング腱

      大内転筋内転枝腱

      半膜様筋中枢腱

      半腱様筋中枢腱様部

      大腿筋膜張筋中枢腱

膝関節  両大腿直筋末梢腱

       左大腿二頭筋末梢腱

      左大腿筋膜張筋末梢腱

足関節  両腓腹筋腱

      長腓骨筋腱筋内腱の延長になります。

ポインは三つの関節の14の腱および筋腱移行部を少しずつゆるめております。筋肉を切る事はありません。あらゆるかたい筋の腱はゆるめないと、このようなやわらかい体は生まれません。

 

例2:

 第二例はすたすたと美しく歩けるようになった可愛いちびっこ少年です。ようやく長い間かけて立つバランスを覚えかけていた少年、これまでも杖なしではどうしても歩けない時期を1年、2年と過ごしてきました。独歩で歩く事は難しかったのです。

 動画2(図1、2術前)、(図3、4術後)ご覧ください

 4才の男の子

 ①軽いクロスですが、なかなか立つところまでは可能ですが歩いてくれません。2年ほど歩けないまま、機能はありませんでした。

 ➁4才時ようやく1歩、2歩と、歩みは1歩ずつの遅い状態が続いています。なかなか歩くという機能を高める治療はないのです。

 ③第1回目の術後、両股の基本痙性選択的コントロール手術でスタスタと歩き始めています。すごいでしょう、整形外科の手術で麻痺の方がスタスタ歩けるようになります。でも両方の下肢にまだ内ねじれが残っています。両股も内ねじれ、足も内側にねじれています。

 ④2回目の術後(右股内ねじれ手術、右内反足手術)、右股関節の内ねじれがなくなっているでしょう。右足も足の手術できれいになっています。

 お母さんには次の反対側の左股関節の内ねじれをなおす痙性コントロール手術をやってほしいとせがまれています。もっともっと美しい正常に近い体にしたいのです。

図1 術前                     

 

図2 術前

 

図3 術後(1回目の術後)

 

図4(2回目の術後)

 

動画図3、4  歩いているときの内ねじれが治るって、夢のようですね。

 内ねじれ歩行を根本的に完璧に治す手術が50数年の沢山の手術の経験の内から生まれてきています。

 私にはようやく脳性麻痺のクロスを持っている人を診て、ある程度年齢が低くて脱臼がひどくなければすべて美しく、力強く立ったりあるいは歩いたりとより美しく治せる自信が生まれてきています。

 緻密な選択的コントロール手術の手術を股関節、腰関節、足そして腰、体幹の四つの部分に丁寧に変形の程度を正確にはかりながら一つひとつ行っていくのです。何回かの手術にわける幅広い手術になりますが、一方で股関節脱臼を治しながら、大人の人のクロスも治せるようになってきたのですね。

 今、私の所には学校に行く前のお子さんが飛び跳ねています。親は股関節が終わったら、足の手術それが終わったら膝の手術と次々に求めてこられます。

 脳性麻痺のクロスをよく治すには整形外科治療がそして整形外科医の腕がとても大事なことのような気がしています。

 

 さあ、脳性麻痺児のクロス、内ねじれ歩行は治らないというマイナスの暗いイメージは過去のものとなりました。

 最新の整形外科手術で脳性麻痺は見違える程に美しく、やわらかく、力強く、麻痺のない人と同じように豊かに生きていける事が可能となっています。

 整形外科の先生にも必死によくなる治療をマスターしていただき、豊かな明るい麻痺のこどもたちのユートピアを作りあげて欲しくお願いする所です。

 

例3

動画(図1、2術前)、(図3、4術後)をご覧ください

図1 術前

 

図2術前

 

治す脳性麻痺・整形外科:歩けるようになったよ!!

例3:12才男子(図1、図2) 脳性麻痺両肢麻痺児 歩行不可能で歩行器で歩いています。膝歩きレベルですね。

両股  痙性コントロール整形外科手術

両膝  痙性コントロール整形外科手術

両足  痙性コントロール整形外科手術

両肩  痙性コントロール整形外科手術

両肘  痙性コントロール整形外科手術を行いました。

図3術後

 

図4術後

 

図3、4 杖なしで歩けるようになりました。現在小学校特別学級を卒業して元気にバリバリ歩いています。装具も全く使わないで歩いているのにご注意ください。

装具の要らない丈夫な足を生み出す手術が大事なのです。整形外科の手術の目指す理想は出来るだけ装具の要らない力強い足、腰を生み出す事にあります。

 

例4:動画1、2術前 3、4、5、6術後

図1、2、(術前)

 

例4図1、2 7才少年 術前典型的なかがみ肢位、尖足、背中の反り、典型的な内ねじれ歩行(右>左)が見られています。

 

図3、4(1回目の術後)

 

図3、4 第1回手術後

初期的手術 かがみ肢位、尖足は良くなっているが、内ねじれ歩行がまだ残っています(右>左)。膝のそりもやや増強しています(大腰筋延長のせいか?)

 

図5、6(2回目の術後)

 

図5、6 第2回目術後

内旋に対する整形外科手術

腰のそりに対する最長筋延長術

右股の内旋が少し残ったのが残念!!でも術前、術後をよく比較してください。

内旋歩行は確実によくなり、腰のそりも少なく正常のそりになり、太もも、ふくらはぎも明らかに太くなっています。

もう脳性麻痺スタイルでなくなっています。筋バランスを正常化し体をまっすぐ支える筋を活性化し、美しくやわらかく力強い歩きが可能になっています。

例5:動画(図1術前、図2術後)

図1術前

図2 術後

例6:動画(図1術前、図2、3、4術後)

図1 術前

図2、3、4術後

 

例7動画(図1術前)

(図2術後)

 

例8 動画(ジストニア 図1術前)

頚と体が右側にねじれています、つらそうですね。

(図2術後)

頚の横倒れはなくなり、体の横ねじれも消えています、爽やかな顔になりました

右頸と右のお腹と背中の手術でこのように治ります。

 

 

例9 動画(図1術前)

(図2術後)

 

例10 動画(図1術前)

(図2術後)

 

例11 動画(図1術前)

 

(図2術後)

 

 

例12 動画(図1術前)

 

(図2術後)

 

例13 動画

図1術前

荒々しく、しかも速い、頚の右屈曲、右伸展、左屈曲、右伸展4方向へのジストニアのねじれの動きがみられる。

 

 

図2術後

右前頚部、右後頚部、左前頚部、右前頚部の多関節筋ジストニア筋を4回に分けてカットし、やわらかい頚の動きになっている。前頚部は胸鎖乳突筋の中枢腱および末梢腱の切離、後頚部は頭最長筋、頚最長筋の切離が両側におこなわれている。まだこの時期、肩甲挙筋の存在に気が付かず、なお、完全なジストニア筋の切離が出来ていないが、一定のジストニアの不随意運動のコントロールは出来ている。

 

 

動画14